活動報告

日本獣医歯科学会設立記念講演会開催報告

2025年11月15日(土)・16日(日)の2日間、品川シーズンズテラスカンファレンス(東京都)にて、当会の設立記念講演会が開催されました。
本講演会は、当会の設立を記念し、獣医歯科学のさらなる発展と臨床水準の向上を目的として企画されました。

2025年11月15日(土)・16日(日)の2日間にわたり、品川シーズンズテラスカンファレンスにて開催し、延べ120名余りの先生方のご参加とともに、十社以上の企業のご協賛いただいて、講演会だけでなく、関係者の活発な交流も得ることができました。

設立記念という節目にこれだけ多くの先生方にお集まりいただけたことは、学会としても大変意義深く、獣医歯科医療の関係者の熱意と本分野の重要性、将来性を改めて実感する機会となりました。

1日目は、当会代表理事の奥村聡基先生による基調講演「常識を超えて獣医歯科の未来を共に築く」から始まり、実臨床の中で発展してきた、当会設立の理念と、科学的理解に基づいた獣医歯科医療の重要性が示されました。

続く特別講演では、江口徳洋先生より「獣医歯科口腔外科医の観点から見た口腔内腫瘍」と題して、口腔内腫瘍の早期発見と口腔外科における計画・画像診断等の重要性について、大変わかりやすくご講演いただきました。また、網本昭輝先生より「乳犬歯晩期残存による永久犬歯の不正咬合に対する外科的矯正」と題して、先生の長年の臨床的な実践と研究に基づいた、示唆に富むご講演を賜りました。

さらに、戸田功先生より「欠けた歯、ダメージを受けた歯の対処法」と題して、破折歯治療の診断と治療選択について、臨床に直結する貴重な知見や技術を、豊富なご経験に基づきご教授いただきました。

また夕刻には同会場にて、設立記念パーティーを開催し、来賓の方々にも多くご参加いただきました。乾杯のご発声を顧問の鳥巣至道先生より賜り、その後石田卓夫先生より温かい激励の言葉を頂戴いたしました。さらに、閉会に際しては山下和人先生よりご挨拶を賜り、盛会のうちに会を終えることができました。参加者同士が交流を深め、分野や地域を越えた意見交換が行われ、学会設立にふさわしい一体感のある時間となりました。

2日目は、当会代表理事の樋口翔太先生による基調講演にて、日本の獣医歯科学が近年急速に進歩し、保存治療が標準技術として広がりつつある現状や今後の展望が示されました。なかでも、より多くの獣医師が確かな理論と技術に基づいた治療を行い、世界中の動物たちの健康を支える未来を当会が強く願うことを参加者で共有しました。

続く特別講演では白石和仁先生より「歯を保存するための意識改革 ―Evidenceに縛られないChallenge―」と題して、歯を保存するための臨床的思考と技術向上の重要性について、長期症例を交えながら示され、エビデンスに基づいた診療と臨床的挑戦の両立について、大変分かりやすくご高説を賜りました。

午後には症例検討会としてパネルディスカッションおよび個別症例発表が行われ、再生療法や矯正治療など幅広い分野において、会場参加型の企画で、参加者の先生方を交えた活発な討論を通じて、多くの学びと気づきが得られる場となりました。

本講演会にご参加いただいた皆さま、ご協賛いただきました企業の皆さまに心より感謝申し上げるとともに、日本獣医歯科学会は今後も会員の皆さまの臨床に直結する学術・教育の場を提供し、獣医歯科医療の発展に貢献してまいります。

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